東海染工株式会社

業界説明

染色加工とは

紡織されたままの生地は(生機)は、黄ばんでいて手触りも良くありません。その様な生地を美しい白色にしたり(漂白)、無地染め・プリント(捺染)を行ってストライプや花柄、幾何学模様などの複雑な「色や柄」を付けるのが染色加工です。また東海染工の染色加工は色や柄を生地に付けるだけではありません。生地に様々な「風合い」(手触り)を与えたり、形態安定や抗菌、撥水、防汚加工などの「機能」も付与します。繊維業界の中での染色加工の役割は、ベースとなる生地(生機)に適した染色加工条件を見極め、「色・柄」「風合い」「機能」の3つの変化を与えて生地の付加価値を高めることです。生地をいかすもころすも染色加工にかかっていると言っても過言ではありません。

繊維業界の流れ

一着の服が出来上がるまでには、実に様々な工程や企業が関係しています。繊維業界の人は、この流れをよく「川上・川中・川下」と分けて呼びます。
「生地を作る紡績・織布業は川上」、「最終製品を企画し販売するアパレル・小売業は川下」と呼ばれ、当社はその中間の川中に属します。染色加工業は言わば、技術的側面(川上)と感性的側面(川下)が交わる位置で、その両側面の架け橋として重要な役割を担っています。

 

繊維業界の流れ