
企業行動指針は、東海染工及び東海染工グループの全社員が、共通の目的を目指して価値を共有し、社会的役割と責任を果たしていく為に制定したものです。
今後どの様な考えで企業活動を行っていくのかを示した「企業理念」、企業理念実現の為の具体的な行動のあり方を示した「行動規範」、直面する様々な問題に対して行動を起こす時の考え方を示した「行動基準」の三点から構成されます。
東海染工及び東海染工グループは顧客、取引先、株主、さらには社会全体との関係において、法令及び企業倫理を含む社内規定を遵守しながら事業活動を続けます。
近年、地球温暖化が世界的な課題として注目されています。染色加工には多量の熱量を必要としますが、グローバル企業である東海染工では、他社に先駆けて重油を燃料とするボイラーから、バイオマス燃料を使用するボイラーに転換し、二酸化炭素の排出量を大幅に削減しました。再生可能なエネルギーの使用で地球環境への負担軽減に努めています。
染色加工には多くの化学物質を使用します。「色」を出すための「色素」即ち染料や顔料も化学物質ですし、綿など天然物から余分なものを除去したり、着心地や機能を付与するために使う薬品にも多種の化学物質が含まれています。それら化学物質の安全性や環境負荷をしっかり把握し使い方を管理するのも私たち加工メーカーの責任の一つです。常に情報収集に努め、適切な使用方法を検討しています。たとえば、世界で最も多く使用されている合成染料の1つ「アゾ染料」。1990年代、一部のアゾ染料に発ガン性物質が含まれていることがヨーロッパで発表され、EU諸国を始め世界に規制が広まりました。日本では繊維業界での自主規制を2009年から行い、2016年4月には法制化されましたが、弊社ではより早くから情報を集め、使用染料の評価・見直しを続けて来ました。安心・安全な商品作りは加工メーカーとしての責務と考えています。